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住宅ローン返済シミュレーター:金利が上がったら月々いくら増える?
写真はイメージです(AI生成)
家の予算は「いくら借りられるか」ではなく「月々いくらなら払い続けられるか」から決めます。下のシミュレーターに数字を入れると、月々の返済と、金利が上がったときの増え方が出ます。
住宅ローン返済シミュレーター
- 月々の返済
- 総返済額
- うち利息
- 返済負担率(年間返済額 ÷ 税込年収)
- 金利が上がった後の月々
- 上がらなかった場合との総額の差
ボーナス払いなしの計算です。金利が上がる場合は、その時点の残高を、残りの年数で新しい金利で返す計算にしています。実際の変動金利には、返済額の見直しを5年ごとにする・上げ幅を1.25倍までにする、といったルールがある銀行が多く、月々の増え方はこの計算よりゆるやかになります(そのぶん元金の減りが遅くなります)。手数料・保証料・団体信用生命保険の上乗せは含みません。返済負担率は1回目の返済額の12か月ぶんで出しています(元金均等では、いちばん多い年の数字になります)。
早見表:4,000万円を35年で借りた場合
| 金利 | 月々の返済 | 総返済額 | うち利息 |
|---|---|---|---|
| 1.0% | 約11.3万円 | 約4,742万円 | 約742万円 |
| 1.5% | 約12.2万円 | 約5,144万円 | 約1,144万円 |
| 2.0% | 約13.3万円 | 約5,565万円 | 約1,565万円 |
| 3.0% | 約15.4万円 | 約6,465万円 | 約2,465万円 |
| 3.83% | 約17.3万円 | 約7,268万円 | 約3,268万円 |
元利均等・ボーナス払いなしで、金利が35年間変わらないとした計算です。金利が1%違うと、月々で約2万円、総額で800万〜900万円ほど変わります。坪単価を5万円下げる努力(35坪で175万円)より、金利の差のほうがずっと大きいことが分かります。
いまの金利(2026年10月)
| 種類 | 金利 | 確認のしかた |
|---|---|---|
| フラット35(21〜35年・融資率9割以下) | 年3.830%〜(最も多い金利も3.830%) | 住宅金融支援機構の公式サイトで確認 |
| フラット35(21〜35年・融資率9割超) | 年3.940%〜 | 同上 |
| フラット35(20年以下・融資率9割以下) | 年3.510%〜 | 同上 |
| 変動金利(主な銀行) | 年1.0%〜1.3%前後 | 金利比較サイトで確認(二次情報) |
フラット35は、建物の性能が高いと当初の金利が下がる「フラット35S」などの制度があります。等級6以上の断熱で建てるなら対象になるかを住宅会社に確認します(性能の記事)。
金利は毎月変わります
上の表は2026年10月の数字です。報道と金利比較サイトによると、この1か月でも、フラット35は前月の3.46%から0.37%上がりました(二次情報)。借りる金利が決まるのは申し込んだ月ではなく、家が完成して融資が実行される月です。契約から引き渡しまで1年かかるなら、1年後の金利で借りることになります。シミュレーターには、いまの金利に1%足した数字も入れてみてください。
返済負担率:借りられる額と、返せる額は違う
返済負担率は、1年間の返済額が税込年収の何%かを表す数字です。フラット35の審査基準は、年収400万円未満で30%以下、400万円以上で35%以下。車のローンなど、ほかの借入の返済も合わせて計算されます。
ただしこれは「貸してもらえる上限」です。上限まで借りると、教育費や車の買い替えが重なった年に苦しくなります。管理人は税込年収の25%を上限にしています。よく言われる目安は「手取りの20〜25%」で、それよりは多めの数字です。
| 税込年収 | 月々の上限(25%) | 金利1.0%で借りられる額 | 金利2.0% | 金利3.83% |
|---|---|---|---|---|
| 500万円 | 約10.4万円 | 約3,690万円 | 約3,150万円 | 約2,410万円 |
| 600万円 | 約12.5万円 | 約4,430万円 | 約3,770万円 | 約2,890万円 |
| 700万円 | 約14.6万円 | 約5,170万円 | 約4,400万円 | 約3,370万円 |
| 800万円 | 約16.7万円 | 約5,900万円 | 約5,030万円 | 約3,850万円 |
35年返済・元利均等での計算です。同じ年収でも、金利1.0%と3.83%では借りられる額が1,300万〜2,000万円違います。35坪の平屋の総額(土地を除いて3,600万〜5,400万円が目安)と見くらべると、金利の種類を決めないと予算が決まらないことが分かります。
変動か固定かの決め方
どちらが得かは、将来の金利しだいなので、だれにも言い切れません。管理人は次の順番で考えています。
- 変動金利で、いまの月々を出す。
- 「5年後に2%上がったら」を入れて、その月々を見る。上のシミュレーターの下2行です。
- その金額でも払えるなら、変動を選ぶ余地がある。払えないなら、借入額を減らすか、固定を選ぶ。
平屋の施主が気をつけること
平屋は、同じ延床の2階建てより建物も土地も高くなりやすい家です。「平屋にしたい」という希望のぶんだけ借入が増えていないかを、一度数字で見ます。33坪に減らす、建物の形を長方形に近づける、といった方法で借入を200万〜300万円下げられることがあります(間取りの記事)。
ローンに入らないお金も数えておく
- 固定資産税:毎年かかる。平屋は土地が広いぶん、土地の税額が大きくなりやすい。
- 火災保険・地震保険:数年ごとに更新。
- 修繕費:屋根・外壁・給湯器・エアコン。平屋は足場が小さくて済むぶん、外壁と屋根の工事は2階建てより安くなりやすい。
- つなぎ融資の利息:土地を先に買う場合や、着工金・中間金を払う場合にかかる。
月々の返済に、これらを月割りにした金額(管理人は月2万〜3万円で見ています)を足したものが、家にかかる本当の月額です。
出典・確認日 2026-10-13:
フラット35の金利(2026年10月)住宅金融支援機構 simulation.jhf.go.jp(公式で確認)/
変動金利の水準 0systems.com(二次情報)/
返済負担率の基準はフラット35の利用条件。早見表と借入可能額は、管理人が元利均等の式で計算した値です。
よくある質問
4,000万円を35年で借りると、月々いくらですか?
元利均等・ボーナス払いなしで計算すると、金利1.0%で約11.3万円、2.0%で約13.3万円、3.0%で約15.4万円です。金利が1%違うと、月々で約2万円、35年の総額で800万〜900万円ほど変わります。
返済負担率は何%までにすればいいですか?
フラット35の審査基準は、年収400万円未満で30%以下、400万円以上で35%以下です。ただしこれは「借りられる上限」です。よく言われる目安は「手取りの20〜25%」です。管理人は、税込年収の25%を上限にしています(手取りに直すと3割強になるので、余裕のある数字ではありません)。
変動金利と固定金利、どちらがいいですか?
どちらが得かは、将来の金利が分からない以上、だれにも言い切れません。決め方としては「変動で借りて金利が2%上がっても払えるか」をシミュレーターで確かめ、払えないなら固定を選ぶ、という順番が安全です。


