
STEP 2|お金
35坪の平屋はいくら?総額シミュレーター付きで内訳を全部出す
写真はイメージです(AI生成)
「坪単価◯万円」に35を掛けた金額で家は建ちません。35坪の平屋で、土地を除いて実際に用意する金額は、坪単価75〜125万円の会社で計算するとおよそ3,600万〜5,400万円。まずは下のシミュレーターで、自分の数字を入れてみてください。
総額シミュレーター
- 建物本体
- 付帯工事+外構+諸費用
- 総額(補助金を引いた後)
- 土地を除いた「実質の坪単価」
- 借入額
- 月々の返済(元利均等・ボーナス払いなし)
初期値は目安です。金利は借りる銀行と時期で変わるので、ご自身の数字に置き換えてください(金利が上がった場合の計算は住宅ローン返済シミュレーターで)。諸費用のうち家具・家電・引っ越し代はローンに入れられないことが多いので、そのぶんは頭金の欄で調整してください。固定資産税・火災保険の更新・修繕費は含みません。
3つの価格帯で見る、35坪平屋の総額
| 価格帯 | 坪単価 | 建物本体 | 付帯+外構+諸費用 | 総額(土地別) |
|---|---|---|---|---|
| ローコスト帯 | 75万円 | 2,625万円 | 1,000万円 | 3,625万円 |
| 中価格帯 | 95万円 | 3,325万円 | 1,000万円 | 4,325万円 |
| 高価格帯 | 125万円 | 4,375万円 | 1,000万円 | 5,375万円 |
付帯工事450万円・外構300万円・諸費用250万円で計算しています。この「本体以外」は、土地の条件と外構のつくり込みで1,000万〜1,300万円ほどの幅で動きますが、建物の価格帯にはあまり比例しません。坪単価が安い会社ほど、総額に占める「本体以外」の割合が大きくなるので、本体価格だけを見ていると予算を外します。
公開されている数字と照らし合わせる
- 全国平均:フラット35利用者調査(2024年度)を引用した資料では、注文住宅の建設費は平均3,932万円、住宅面積は118.5㎡(約35.8坪)。つまり「35坪」は注文住宅のほぼ平均サイズで、割ると坪あたり約110万円です。※平屋に限らない数字です。建設費には本体以外の工事も含まれるため、比較表の「本体のみの坪単価」とは直接比べられません。元の報告書ではなく二次資料で確認した値です。
- アイ工務店の35坪平屋:施主ブログで公開されている見積もりでは、建物本体2,195万円・オプション349万円で、総額は3,868万円(土地別・税込)。本体は坪あたり約63万円、オプション込みで約73万円。本体とオプション以外に約1,320万円かかっている計算で、上の表の「1,000万円」より多い例です。
- 一条工務店の35坪平屋:専門ブログの試算では、本体が約2,870万〜3,500万円、土地を除く総費用が約3,300万〜4,200万円。
公開見積もりは時期・地域・仕様がばらばらなので、そのまま自分の家には当てはまりません。「桁と幅」をつかむために使います。正確な数字は、同じ条件で取った見積もりでしか出ません。
内訳:本体以外の1,000万円の中身
付帯工事(目安300万〜600万円)
- 屋外給排水工事、ガス・電気の引き込み
- 地盤改良(必要な場合。0円のこともあれば100万円を超えることもある)
- 仮設工事、残土処分、照明・カーテン・エアコン
平屋は基礎が大きいので、地盤改良が必要になったときの金額も大きくなります。地盤調査の前の見積もりには入っていないことが多いので、予備費として見ておきます。
外構(目安200万〜400万円)
平屋は敷地が広いぶん、駐車場の土間コンクリート、フェンス、砂利や植栽の面積が増えます。窓がすべて1階にあるので、目隠しフェンスの予算も必要です。外構は建物と別の業者に頼めるので、相見積もりの効果が出やすい部分です。数量を入れて概算を出す道具を外構費の記事に置いています。
諸費用(目安200万〜300万円)
- 登記費用、印紙代、建築確認などの申請費用
- 住宅ローンの事務手数料・保証料、つなぎ融資の利息
- 火災保険・地震保険、引っ越し、家具・家電
平屋の坪単価が高くなる理由と、取り返せる部分
延床が同じなら、平屋は総2階にくらべて基礎と屋根の面積がおよそ2倍です。ここが坪単価を押し上げます。一方、平屋には次の「いらなくなる面積」があります。
- 階段と階段ホール(およそ2坪)
- 2階のトイレと廊下(およそ1〜2坪)
合わせて3坪前後。2階建て38坪の暮らしは、平屋なら35坪でほぼ同じと考えられます。坪単価だけでなく「必要な面積が減る」ことも入れて比べると、差は思ったより小さくなります。
予算を下げるときに削る順番
- 面積:1坪減らせば坪単価ぶんがそのまま下がる。廊下と使わない部屋から。
- 建物の形:凹凸の多いコの字・ロの字は外壁と屋根が増える。長方形に近づける。
- 設備のグレード:後から交換できるものは標準仕様から選ぶ。
- 削らないもの:断熱・気密・耐震。後から直せない。
出典・確認日 2026-10-12:
フラット35利用者調査の引用値 crexgroup.com/
アイ工務店の公開見積もり yu-san-home.online/
一条工務店の試算 ichijo-guide.com
よくある質問
平屋は2階建てより高いのですか?
同じ延床面積なら、基礎と屋根の面積がおよそ2倍になるため坪単価は高くなる傾向があります。一方で階段や2階の廊下・トイレが不要になるので、同じ暮らしをより小さい面積で実現でき、総額の差は坪単価の差ほど開かないことが多いです。
坪単価に含まれないものは何ですか?
会社によって範囲が違いますが、屋外の給排水工事、地盤改良、外構、照明・カーテン、エアコン、登記やローンの手数料、火災保険などは本体価格に含まれないのが一般的です。見積書では「本体工事」「付帯工事」「諸費用」の3つに分けて確認します。
35坪は何平米ですか?
約115.7平方メートルです(1坪=約3.3058平方メートル)。畳に直すと70畳です。


